SERVICE / 業務分析

AI業務適合性診断

日々の業務を工程ごとに整理し、AIや自動化が役立つ部分と、人の判断を残す部分を見分けます。既存の手順や利用中の表計算・業務システムを起点に、優先候補と検討課題をまとめます。

AIツールを先に決めるのではなく、日々の仕事を工程ごとに見て、どこに改善の余地があり、どこに人の判断を残すべきかを考えます。候補と未解決の条件を並べ、次の検討に使える形に整える診断です。

相談はメールまたは電話で受け付けています。業務の状況が整理しきれていなくても、現時点で分かる範囲からお伝えください。

業務の流れを紙資料と付箋で整理する作業机

01 / 診断で見ること

業務の流れと、改善を判断する条件を一緒に整理

作業の前後関係だけでなく、誰が何を判断し、どこで待ち、何が差し戻されるのかを見ます。工程の全体像をつかむことで、AIや自動化が役立つ部分と、人が責任を持って判断する部分を分けて考えられます。

A / SCOPE

工程と関係者

作業の開始から完了まで、担当者・引き継ぎ・判断点を整理します。

B / SCOPE

作業量と滞留

件数、所要時間、待ち時間、繁忙の波など、現在分かる指標を確認します。

C / SCOPE

手戻りと例外

差し戻しの理由、定型から外れる条件、例外時の対応経路を洗い出します。

D / SCOPE

情報と手順

既存の表計算・システム・手順書と、入力や更新のルールを確認します。

診断の焦点は「置き換えること」ではなく、判断を分けること

定型的な分類や情報の下書きが候補になっても、承認や影響の大きい例外判断まで自動化するとは限りません。結果を誰が確かめるか、誤りやデータ不足をどう検知するか、必要なら元の手順へ戻せるかを含めて、業務上の選択肢を整理します。

02 / 候補を比べる

AIに任せる業務を選ぶ、5つの実務観点

候補を同じ物差しで見比べると、期待だけで優先順位を決めずに済みます。次の質問に答えながら、分かっていることと追加調査が必要なことを分けてみてください。

01

反復頻度と手順の安定性

同じ種類の作業が、どのくらいの頻度で発生しますか?

発生件数だけでなく、担当者によって手順が変わる箇所や、案件ごとに判断が必要な箇所も記録します。繰り返しが多く、手順を説明できる作業は候補になりやすい一方、例外が多い場合は先に分岐条件を整理します。

02

データの利用可能性と品質

判断に必要な情報は、使える形でそろっていますか?

表計算、手順書、業務システムなどに情報があっても、項目名や入力ルールが一定とは限りません。どこに保管され、誰が更新し、欠損や古い情報をどう見分けるかを確認します。

03

出力を確認できる方法

結果の正しさを、担当者が確かめられますか?

正解例、原本との照合、承認者による確認など、候補ごとに現実的な確認方法を考えます。正しいかどうかを判定する手段がないまま、自動処理の範囲を広げることは避けます。

04

例外の影響と復旧方法

間違いや処理停止が起きたとき、影響を限定できますか?

誤りが顧客対応、会計、個人情報などに及ぼす影響を見ます。低い確信度の結果を人へ戻す、元の手順へ切り替える、処理を止めるといった経路を用意できるかも重要です。

05

測定できる改善指標

導入前と後で、何が変わったかを比べられますか?

処理時間だけでなく、待ち時間、修正・差し戻し、未処理件数、例外率、確認にかかる負担などから、課題に合う指標を選びます。品質を犠牲にした速さを改善と取り違えないよう、複数の指標を組み合わせます。

まだ答えが出ない項目は、候補を捨てる理由ではなく準備事項

現状値が取れない、確認を担う人が決まっていない、停止時の手順がない場合は、すぐに大きな導入へ進まず、その条件を先に整えます。小さく試せる範囲と、試行を見送る条件を決めておくことが、無理のない候補選びにつながります。

03 / 成果物と進め方

検討の次に使える、3つの整理結果

診断では、聞き取った情報をそのまま並べるのではなく、候補の比較と次の判断に使える形にまとめます。どの候補を優先するかだけでなく、判断に足りない情報も明確にします。

候補を選ぶ前に、現状を共有できる状態へ

工程、課題、必要データ、確認方法、測定指標をそろえることで、経営側と現場側が同じ材料を見て検討できます。

01

業務フロー整理

対象業務の工程、担当、判断、待ちや手戻りの位置を整理し、どこを見直すかを関係者間で共有しやすくします。

02

候補業務の比較表

候補ごとの反復性、データ、確認方法、例外の影響、測定可能性を並べ、優先順位を考える材料にします。

03

追加確認事項と次の検討ステップ

不足している現状値や確認担当、試行の範囲などを洗い出し、次に何を確かめるかを明確にします。

進め方は、現状と困りごとのヒアリング、手順・データ・例外の確認、実現性、リスク、測定可能性による候補評価を基本に、業務の状況を確認して整理します。

04 / 比較表のたたき台

まずは候補ごとに、分かる範囲を書き出す

次の項目を一枚にまとめておくと、相談時にも検討の抜けを見つけやすくなります。数値がまだない項目には、空欄のままにせず「未計測」「確認担当未定」のように状態を記録します。

AI活用候補を比較する際の記入項目と確認例
記入項目確認すること記入例
対象の工程開始・終了点と担当者受付から確認完了まで
発生頻度・負荷件数、所要時間、待ち時間件数は把握済み/時間は未計測
必要な情報保管場所、更新者、入力のばらつき表計算と添付書類を使用
確認と例外正誤の確認方法、差し戻し・停止経路原本照合が必要/例外条件を調査中
評価指標品質と負担を含む導入前後の比較修正率と処理時間を記録する

記入例は比較方法を示すための一般例です。実際の業務に当てはめる際は、取り扱う情報やミスの影響に応じて確認項目を調整してください。

現状を測る方法があるか

現場の担当者が確認に参加できるか

改善しない場合に試行を止められるか

よくある質問

診断を検討するときの疑問

DISCUSS THE WORK, NOT JUST THE TOOL

業務のどこから見直すべきか、一緒に整理しませんか。

困っている作業、関係する担当者、現在使っている手順やツールなど、分かる範囲からご相談ください。候補がまだ定まっていない段階でも、業務上の課題を起点に検討できます。