SERVICE / 業務プロセス最適化

オペレーション改善設計

引き継ぎ、確認待ち、重複入力、手戻り。業務の流れを工程ごとに見直し、AIに限らず、人・ルール・ツールを組み合わせて改善案を設計します。

何を変えるかだけでなく、改善後にどの指標を確認するかまで整理。現場で試し、見直しにつなげられるフローを考えます。

作業時間や品質を見比べるための記録用紙と筆記具
改善前後を比べるには、作業の流れと測定条件を一緒に捉えることが大切です。

01 / FIND THE BOTTLENECK

業務のどこで、なぜ止まるのかを見つける

改善の出発点は、ツール選びではなく、仕事が進まなくなる条件を具体的にすることです。

ISSUE / 01

引き継ぎで情報が欠ける

担当者や部署が変わるたびに、必要な情報を探し直す、聞き直す、別の形式へ転記する。受け渡す内容と完了条件が曖昧だと、次の工程が始められず待ち時間が生まれます。

ISSUE / 02

確認待ちが一か所に集まる

承認者や熟練者に確認が集中し、判断待ちの案件が積み上がる状態です。どの案件がどの判断を待っているか、優先度や不在時の扱いが見えるかを確かめます。

ISSUE / 03

同じ内容を何度も入力する

書類や表から別の台帳へ転記する作業は、時間だけでなく入力ミスや照合の負担にもつながります。転記をなくす前に、情報の正本と修正時の反映方法を特定します。

ISSUE / 04

標準手順から外れた案件が迷子になる

情報不足、形式違い、判断が難しい依頼などの例外が、通常処理に混ざると見落としや滞留が起こります。例外の種類、発生条件、担当への戻し方を別に把握します。

このような滞りは、AIを導入すれば自動的に解消するものではありません。原因が承認ルールや情報の持ち方にあるなら、先にその設計を整える方が適切な場合もあります。

業務の流れを紙資料と付箋で整理する作業机

START WITH THE REAL WORK

実際の手順と記録をもとに整理する

業務を具体的な例に沿ってたどると、標準手順だけでは見えにくい確認待ちや情報の受け渡し、例外時の対応が把握しやすくなります。現場の資料や記録を手掛かりに、工程ごとの困りごとを改善案につなげます。

02 / DESIGN THE CHANGE

現状把握から改善後のフロー案まで

手順を実例に沿って追い、原因を工程に結び付けてから、変える方法を比べます。

01

開始から完了までを追う

誰が、何を受け取った時点で作業を始め、どの状態を完了とするのかを確認します。手順書に載っている標準の流れだけでなく、実際の引き継ぎや差し戻しも見て、仕事が止まる場所を見つけます。

02

滞りの原因を分ける

待ち時間、重複入力、確認の集中、情報不足による手戻りなどを、工程と発生条件に結び付けて整理します。例外が起きたときに誰が判断するか、例外が通常処理へ戻るのかも確認します。

03

人・ルール・ツールの案を比べる

役割や承認順の整理、入力ルールの統一、既存ツールの使い方の見直し、AIや自動化の活用を同じ土台で比較します。AIを加えること自体を目的にせず、問題の原因に合う変更を選びます。

04

新しい流れと確認方法を描く

改善後のフロー案に、担当、受け渡す情報、例外時の処理を明記します。何をどの条件で測れば変更の良し悪しを判断できるかも合わせて整理し、現場で見直すポイントを残します。

設計でまとめるもの

DELIVERABLE / 01

現状・改善後の業務フロー案

DELIVERABLE / 02

改善施策の優先順位

DELIVERABLE / 03

運用確認に使う指標案

03 / CHOOSE THE RIGHT LEVER

AI導入だけに寄せず、原因に合う手段を選ぶ

改善案は「新しいツールを入れるか」だけでなく、運用の変更も含めて比べます。

選択肢検討が合いやすい状況合わせて確認すること
手順・役割の見直し承認順や担当範囲が曖昧で、判断待ちや重複が起きている変更後の責任者、例外時の判断先、現場への周知方法
入力ルールや情報の整理書式・項目名が揃わず、転記や照合作業が増えている正本となる情報、変更履歴、アクセス権、データ品質
AI・自動化の活用繰り返し処理があり、出力を検証でき、誤りを安全に扱える人の確認、低確信時の保留、例外経路、停止条件

一つの業務で複数の手段を組み合わせることもあります。たとえば、入力項目と例外の扱いを先に定め、その後に候補抽出や転記支援を試すなど、前提を整えてから自動化の範囲を決めます。

04 / MEASURE THE OUTCOME

速さと品質、確認負担を一緒に見る

改善後の判断を可能にするには、変更前の状態と比べられる基準が必要です。

処理時間の平均だけでは、対象外にされた案件が増えたことや、速くなった代わりに修正・差し戻しが増えたことを見落とす場合があります。計測する業務範囲と条件を決め、複数の指標を組み合わせて変化を確認します。

基準値と指標の作り方を読む

METRIC / 01

時間と滞留

処理時間だけでなく、着手までの待ち時間や未処理量を見る

METRIC / 02

品質と手戻り

修正率、差し戻し、誤りの内容を追い、速度とのトレードオフを確認する

METRIC / 03

例外の扱い

例外率と対象外案件を記録し、標準処理だけの改善になっていないか確かめる

METRIC / 04

確認の負担

AI出力の確認・修正や、現場の照合作業にかかる負担も含めて評価する

条件差も記録して比較する

繁忙期かどうか、案件の難しさ、担当者、対象範囲などが前後で違うと、単純な比較は誤解を招きます。少数の必須項目から記録を始め、定期的に継続・修正・停止を判断できる形にします。削減効果や改善率は、実測と条件を確認せずに断定できません。

A PRACTICAL EXAMPLE

たとえば、承認待ちと入力の重複がある場合

以下は検討の進め方を示す一般例であり、特定の顧客事例や成果を示すものではありません。

OBSERVE

現状を追う

申請内容を台帳へ転記した後、複数の担当者の確認を待つ。情報不足の申請は差し戻され、再入力の後に同じ確認を繰り返す。

REDESIGN

変更案を比べる

必須項目と判断基準を明確にする案、承認の分岐を整理する案、入力候補を提示して人が照合する案を比べる。例外は担当者へ戻す道筋を残す。

EVALUATE

判断材料を揃える

処理・待ち時間に加え、差し戻し、入力修正、未処理量、確認にかかる手間を記録。条件差を踏まえて、運用を続けるか見直すかを判断する。

QUESTIONS / ANSWERS

よくある質問

どのような業務上の滞りを対象にできますか?

部署間の引き継ぎ、確認待ち、重複入力、差し戻し、例外処理の迷いなど、業務の開始から完了までに起きる滞りを対象にできます。まず実際の手順と困りごとを確認し、原因がどの工程にあるかを整理します。

AIを導入しない改善も検討できますか?

はい。人の役割や承認順、ルール、入力方法、既存ツールの使い方も含めて案を比較します。課題の原因に合わないAI活用を前提にせず、必要な場合に限って自動化やAIの候補を検討します。

改善後の状態はどう評価しますか?

業務に応じて、処理・待ち時間、修正率、差し戻し、例外、未処理量、確認負担などを組み合わせます。対象範囲や計測条件を決めて導入前後を比較し、品質や条件差も含めて判断できる指標案を整理します。

NEXT / TALK THROUGH YOUR WORKFLOW

見直したい業務の流れを一緒に整理しませんか

現在の手順、特に時間がかかる工程、確認や差し戻しで困っている点など、分かる範囲からお知らせください。